2006年10月31日

長い長い89分 -J1 第29節 vs大宮(駒場)-

私が観戦した場所からは電光掲示板が一切見えなかったので、時間の経過はこれまでの観戦暦から推測せざるを得なくなった。スローインなどでプレイが中断する時を見計らってポケットから携帯電話を取り出し、今どれくらい経ったのかを確認するわけだが、これが遅々として進まない。もう20分くらい経っただろうと思っていたら10分くらいしか進んでいないし、10分くらいかな?と思って確認したら5分くらいしか経っていない。ゴール裏での観戦は久々な上、前節の大逆転勝利のおかげで残留争いを「今そこにある危機」と捉えなくて済む状況になったとは言え、残留を確定させる為にこの1戦はとても重要だと思っていたので私の観戦モチベーションは高かった。そういった一種の興奮状態に陥ると時間の経過は早く感じるものだが、この試合は違った。前半だけでもこんな調子だったのだから、茂庭が負傷退場し虎の子の1点を守りきることでチームの意思統一がなされてから、ただでさえ遅く感じた時間がもっと遅く感じたのは言うまでもないだろう。勝てて良かった。セレッソと福岡の勝利を聞いた時、ますますその思いを強くした。
残り5節ということを考えれば、とりえあずは降格争いから抜け出したと判断しても差し支えないだろう。ただそれは、下位チームの足音が聞こえなくなったというだけで「ここまで来れば安全だ」というニュアンスではない。私自身は降格の可能性がゼロになるまで気を抜くことなく、クラブをサポートしていきたいと思う。

次戦は天皇杯4回戦。一体どんなメンバーで試合に臨むのだろうか。これまで出場機会に恵まれていない選手達の方がこの試合に臨むモチベーションは高いだろうから、思い切ってそういった選手達でメンバーを組むのも一興かもしれない。

2006年10月23日

凄いものを見た日曜日 -ガンバ戦、F1ブラジルGP-

日中は飛田給にてガンバ戦を観戦。前半に2点先制された時はどうなることかと思ったが、平山を下げて馬場、戸田に変わって規郎がピッチに登場してきた頃から試合の主導権が徐々に東京へ移っていく。ある時はポストに救われ、またある時は土肥のセーブがそれ以上の失点を許さず、「1点取ればまだまだ試合は分からないぞ」と感じていたところに今野のゴール。これがきっかけで、飛田給にホームらしい雰囲気が戻ってきた。ほどなく規郎の素晴らしいゴールによってスタンドは興奮状態。私も招待した友人と抱き合って喜びを爆発させる。今回はバックスタンドで観戦していたのだが、東京がガンバゴールに迫ると感極まって立ち上がってしまう人々が続出していた。石川のゴールでついに逆転。試合終了が近づいた時ゴール裏から聞こえてきたのはいつもの「眠らない街」ではなく「You'll never walk alone」。最初は私も歌っていたのだが、最後にFKが与えられた際に以前の大宮戦の光景が思い出されたため、歌うのを止めて「集中!!」と大声で叫んだ後はひたすらに祈っていた。土肥がボールを弾いてホイッスルが鳴った後、「眠らない街」が聞こえてきた。飛田給で歌うのはいつ以来だろう。とにかく長かった。誘った友人はあまりサッカー観戦に行かないこもとあってか、試合後の飲み会で「俺は運がいい、こんな凄い試合を見れたのだから」と言っていた。それにつけ加えて「サポーターって凄いんだな」とも言ってた。

夜中はテレビでブラジルGPを観戦。優勝するためには自身の1位とアロンソのノーポイントが必須となるミハエル・シューマッハ。ところがレース序盤でタイヤがバーストし、17位まで後退する。これで優勝の可能性はゼロに等しい状態となったが、ゼロではない限り自分のできることを完璧なまでにこなすのがミハエルのミハエルたる所以。前を行くマシンを次々にパスしていく姿を見て、「これが見たくて、強すぎると言われるミハエルをずっと応援してきたんだな」と思い、少しだけ涙が出てきた。結果は4位だったが、その走りはセナ以来のブラジル人ドライバー優勝となったフェリペ・マッサよりも、2年連続のチャンピオンを決めたフェルナンド・アロンソよりも強烈な印象を残した。ファステストラップ及び全セクターでトップタイムという記録を置き土産に、彼は己のF1人生にピリオドを打った。鈴鹿でリタイアした時、ブラジルGPではどんなレースになるのか全く読めなかったが、まさかこんな凄いものを見られるとは思ってもみなかった。

スポーツの魅力とは、一言で表せば「凄いものが見られるから」というところにあると思う。それを1日で2度体験できたのだから、昨日は素晴らしい1日だったと言っても決して過言ではない。

2006年10月21日

来期の監督人事について一言。

山本だけはカンベンな!

本当に一言だけで終わらせるのも何なのでもう少し言及しておくけれど、かつて山本昌邦がジュビロの監督に就任した際、彼に託されたミッションは「チームの再建」であったはずだ。そのミッションをこなせなかった男に、U-23で指揮を執っていた関係で知っている選手が多いとは言え、「低迷するチーム再建にはうってつけの存在」と形容するのは過大評価もはなはだしいし、「石川」の名を挙げている時点で何をかいわんや、だ。

この件についてはもっと書けるけれど、噂の段階で色々書いても致し方ないので、私個人の所感を表明するに留めておく。それよりもガンバ戦である。ガンバは2連覇に向けてこれ以降一戦も負けられない状態だし、主力の遠藤が出られないとは言っても、だからこそ「何が何でも勝ってやる」という気持ちで臨んで来ることだろう。そういった「必死さ」が激しいプレーに繋がってくるだろうから、それに臆せず立ち向かうことが必須だし、そこで腰が引けてしまえば、おそらく今季最高を記録するであろう観客数を前にして、見るも無残な試合を披露することになるだろう。ただ、このような心配はおそらく杞憂に終わると私は信じている。J1残留がまだ確定していない状態で、必死にならない選手など一人もいないだろうから。

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2006年10月 2日

6連敗 -J1第25節 vs新潟(飛田給)

ブーイングを飛ばす気が起きなかった。完敗と言っても過言ではない試合内容、ブーイングを飛ばすに値する試合であることは論を待たない。だが、叱咤激励の意味をこめてブーイングを飛ばしたところで、果たして現在のチーム状態は改善されるものだろうか。そんな考えが頭をかすめてしまったため、ブーイングを飛ばせなかった。励ましの声もかけられなかった。憤りと悲しみがごちゃ混ぜになった感情を抱いたまま、選手達の姿がピッチから見えなくなるまで、ただ見つめていることしかできなかった。

あの試合から希望を見出すなら、やはり平山ということになろうか。ゴール前の「制空権」が取れるというのは1つの強みになるし、ルーカスという攻撃の軸がいない現在の状況において、彼の強みを最大限に生かした戦術を取ることは間違ったことではない。ただ、そういう戦術を取れば他クラブが先ず平山を抑えにかかることは目に見えている。平山を孤立させないよう他の選手がサポートできるかどうかか鍵になってくることだろう。

あくまで個人的な考えだが、残りの試合は「引きこもり」だの「○○頼み」だの「つまらないサッカー」だの周囲から言われようとも、勝ち点1(あわよくば3)を拾うための現実的なサッカーを志向するべきだと思う。「面白いサッカー」を求めるのは残留が確定した後で構わない。東京が置かれている状況を考えれば仕方のないことだと思う。


さて、ここからは敬体で。
前回、前々回とこのblogで書いた「共犯者」関連ですが、コンコース上で何人かのサポーターが「趣旨に賛同します」と声をかけてくれましたことに感謝申し上げます。試合後にも交流を持つことができました。blogを交流の手段として使ったことがない身としては、書いた甲斐があったなと感じています(大きなムーブメントを期待した方には失望させるだけになったかもしれません・・・。ただ、今回は初めての試みですし、いきなり大きなことができるなんて私は思っていません。「大きなこと」を実行に移せる「場」として機能することがあるかもしれませんが、それはまだ先の話です)。瑞穂、広島は参戦できませんが、ガンバ戦ではまた呼びかけを行いたいと考えています(駒場で行われる大宮戦でもやろうかと考えていますが、予定は未定です)。昔話を聞かせてやろうという方、スタジアムで「同志」を作りたいと考える方、理由は何でもいいので、一声かけていただければと思います。
今回は柱番号で言うところの51の中段あたりで観戦していました。普段観戦する場所は固定していないのですが、今シーズンのホームゲームはこの場所で固定しようかと考えています。