ベストゴール&ベストパフォーマンスはアウェイ大宮戦の福西 -2007年FC東京総まとめ-
昨日は親交がある東京サポーターの方々と国立にて三鷹vs高知中央戦を観戦、雨が落ちてきて霙まで降ってきた時には、雨天時の準備を全くしてこなかった自分を心底呪ったものだが、後半以降からは晴天に恵まれ、56大会ぶりとなる都立高校勝利の瞬間を目撃し、終わってみれば非常に楽しい観戦だった。
その後は今年の東京を振り返りながらの忘年会となったが、「今年は色々と辛い一年だった」という認識は出席者全員の一致するところだった。原博実の復帰、福西・ワンチョペの加入と、躍進が期待されてスタートしたこの1年は、結果として失望が多く残るところとなった。「攻撃サッカー」の正体が、特定の個人の出来不出来によってチームの勝敗と直結する、行き当たりばったりの博打サッカーだったことが露呈し、ストライカーとして大いに期待されたカリブの怪人はテンポの速い日本のサッカーに対応できず、怪我が元で半年で日本を去ってしまった。後半戦は原博実辞任、土肥・福西の退団と、それによって生じたフロント不信が先行し、東京の試合に集中することが難しくなってしまった。
忘年会の席上ではベストゴールは何だろうという話になった。その際私は表題のゴールとその後のパフォーマンスを挙げた。エンブレムを掴んでアピールするなんて、私の想像する福西ならまずやらないようなパフォーマンスだったので、やたら印象に残った。別の方が挙げていたアウェイ名古屋戦の金沢・今野による崩しで生まれたルーカスゴールも印象に残った。ゴラッソ系では規郎と梶山が分け合う形となった。年に5回くらい決めてくれれば、きっと脅威になるだろう。
今年のベストゲームはベストゴール以上に難しい。ある方はホーム千葉戦と仰っていたのだが、私はアウェイ鹿島戦(リーグ戦初となるカシマスタジアムでの勝利)、ナビスコ予選最終節のFC横浜戦(赤嶺ゴールに大興奮、そしてタナボタでの本戦出場決定)、ナビスコ準々決勝1stレグのアウェイ・マリノス戦(三ツ沢の雰囲気が大変良かった)、といったところだろうか。これらは公式サイトの試合結果を眺めながら選定したので、何とか捻り出して決定した感が否めない。来年は「これがベストゲームだ!」と即座に挙がるような試合が多くなることを願いたい。
最後に来年のことを少し。来季の陣容がはっきりしない段階ではあるが、今野はどうやら来年も我々と共に戦ってくれるようで、個人的には非常に嬉しいし感謝の気持ちでいっぱいである。その一方で心配しているのは、他の選手達が今年以上に今野への依存度を高めてしまうのではないか、という点だ。チームの「核」となる選手はどんなクラブにも存在するが、「核」の選手は決して「万能な選手」という意味ではない。試合において個人個人がチャレンジすることへのリスクに怯え、「困ったらあいつに任せればいい」といった空気が蔓延するようでは、優勝はおろかJ1に留まることすら難しいだろう。新監督には、特定の個人へ過剰な依存をしない組織サッカーの構築を期待しているのだが、個人としての責任感が欠如しているプレイヤーには厳しくあたって欲しいものだ。そしてフロントは、「安堵」なんかしてないで、新監督が望むタイプの選手をどんどんリストアップし、予算が許す限り最大限の努力をして頂きたい。そしてサポーターたる我々も、今野の心意気を裏切ることのないよう、選手達を後押ししていかなければならない。
2008年、スポーツに関わる全ての人が笑顔溢れる1年となることをお祈りし、今年最後の更新とさせて頂きます。来年も宜しくお願いいたします。
最後になりましたが、イビチャ・オシム氏の一日でも早いご全快を心からお祈り申し上げます。
