2008年3月23日

体調管理は大事である、ということを知ったナビ磐田戦

先週の中ごろあたりから鼻水が止まらなくなり、金曜日に医者へ赴いたら「風邪ですね」という有難いお言葉を頂き、日々の労働に支障が出たら元も子もないということで予約していた磐田行きのオフィシャルツアーをキャンセルし、公式携帯サイトで結果を知ったのだが・・・こんなことなら普段の体調管理を万全にしておくべきだったと後悔する事しきりである。「どうあがいても観戦できない」類の試合ではなく、きちんと観戦できる環境を整えておいての失態なのだから、言い逃れはできない。こんなことなら水曜日の段階で医者にかかるべきだった、と悔やんでも時は戻ってこない。普段から栄養を十分取り、睡眠をしっかり取って、同じ過ちを繰り返さないことが肝要だ。差しあたって自炊のレパートリーを増やすところから始めたいと思う。

17時からは次の対戦相手である京都の敵情観察ということで京都vs浦和をテレビで見た。攻撃の基点がシジクレイだったことに驚いたが、チームとしての戦術は「繋いでサイドで仕掛ける」。去年の東京のような「サイドにスペースが空いたらとにかく蹴る」というシーンはほとんどなかった。シジクレイが基点ではあるが、各選手が走って優位を作ろうとする場面が多く見られ、目指すスタイルは城福東京のそれと変わらないのではないかと思う。東京と対戦するときはパウリーニョが出てくると思うので、中央からの突破するバリエーションが増えるかもしれないが、とにかくシジクレイがボールを持ったらプレッシャーをかけてしておきたい。

2008年3月16日

電光石火の応酬 -2008年Jリーグ第2節 vs新潟(ビッグスワン)-

5分間で3点取った前半、2分間で2点取られた後半。生観戦・テレビ観戦を問わず、タイミング悪く全ての得点シーンを見逃した、なんて方がいるかもしれない。得点シーンが全て向こうのゴールだったのは良かったのか悪かったのか評価しづらいところだが、城福東京の初勝利をこの目で見ることができたのは嬉しい限りだ。

試合分析めいた記事は力量不足で書けないため印象論に終始してしまうが、城福監督に代わってから石川直宏のプレイスタイルが目に見えて変わった。開幕戦はまだまだ体と頭がちぐはぐな印象を受けたが、今節に関してははたく所と勝負するところのメリハリが利いていて、昨年までのような「状況を考えずサイド一辺倒で勝負し、得点の匂いを感じさせないクロスを上げ続ける」石川直宏の姿はなかった。
昨年、彼のプレーや交代してベンチに下がる振る舞いを見ていて「今オフは出て行くかも」と漠然と感じたことが何度かある。石川直宏の代名詞でもあるサイドでのプレイぶりは原博実氏の下でプレーしていた影響から来るものだ。当然昨年もそういった起用法だった訳だが、怪我の影響なのか博実氏以外の指導者からアドバイスを受けたのか、はたまた本人の自覚から来るものか定かではないが、前述の態度や彼のブログ記事などを読んでいて、「サイドだけで勝負するプレーヤー」というイメージからの脱却を計りたがっているのではないか、と思うようになったのだ。
今野泰幸が東京残留を決めた理由として、城福監督の掲げるサッカーに取り組んでいけば、自分が成長していけるから、といった感じのコメントを残していたが、そのように考えていたのは何も今野一人だけではなかったのだ。

今の東京に望まれるシチュエーションは「評価できる点と課題点が誰の目にも明らかになった上で勝ち点3、もしくは1を積み上げること」だと思う。非常に都合のいいシチュエーションだが、神戸戦・新潟戦共に達成されている。これから先はどうなるか分からないが、目も当てられない試合展開の末敗れたとしても悲観せず、チャレンジしていく監督や選手をきちんと支えていきたい。

【追記】
今回がビッグスワン初参戦。予想していたよりも寒くなかったのが幸いだった。トラックがあるとは言え、そこまで見辛さを感じなかった。1点取られた後の大歓声は想像以上で、「ホーム」と呼ぶに相応しいスタジアムだった。交通手段は安さに負けてバスツアーを選択したが、日本酒の一杯も飲まずに帰るのは非常に勿体無く感じたので、来年は1泊2日もしくは土日きっぷを買って試合前後にあちこち行けるような状況にして参戦したい。できれば7月とかに試合が組まれて欲しいのだが・・・。

2008年3月 9日

Maiden Voyage -2008年Jリーグ第1節 vs神戸(飛田給)-

サッカーのみならず全てのスポーツファンにとって、「シーズン開幕戦直前」ほど期待と不安が交錯する時期はないだろうが、「交錯度数」なる指標が仮にあったとすれば、今年の東京サポーターはJリーグ33クラブ中でもトップクラスの度数となるだろう。ポイントは「不安要素」と「期待要素」が同じ程度であるか、どちらかに大きく傾いていることだ。主力選手の大量流出に見舞われるも、情熱溢れる新監督の就任、そんな監督を意図を汲んだであろう補強と2人のルーキーの台頭、そして最後にやってきたKリーグ得点王と、マイナスに大きく傾いた針がプラスマイナスゼロ付近にまで戻ってきたという印象を持って開幕を迎えた。

試合そのものについてのレビューは詳しく書けないが、個人的な感想を言えば、意図のあるパス・意図のある走り・チームとしてのまとまり、そして何といっても頭を使ったプレーを見ることが出来て、「そうそう、去年の途中からずっとこういうサッカーが見たいと思い続けてきたんだ」とひとりごちることが何度もあったことが全てだろう。完成度を問われれば多くの人が言及しているがまだまだやるべきことは沢山あり、その一つ一つが一朝一夕で克服できる類のものではない。しかし、監督就任1年目の第1試合だった東京が、監督就任3年目を迎え組織的には成熟の域に入りつつある松田浩の神戸を相手に、大久保を欠いた状態とはいえ引き分けることができたのは成功体験と言えるだろう。職場の上司が「自信を付けるにはどんなに些細なことでもいいから成功体験を積み重ねていくしかない」というアドバイスをしてくれたが、今の東京に必要なのはこの考え方だと思う。勝てば大きな自信に繋がったかもしれないが、過信を招きやすいというデメリットもある。ここ数年得点の可能性がほとんどなかったセットプレーで得点し、数々の課題についても良化する余地が大いにあることを示し、結果が過大評価にも過小評価にも転化しないという点において価値のある引き分けだったと思う。試合後の飲み会も、昨年までと打って変わって明るく前向きな雰囲気だった。今年は明るく飲める機会が増えそうだ。

次節は人生初のビッグスワン参戦となる。3月の新潟がどれくらい寒いのか正直想像も付かないが、開幕戦のような陽気になる可能性は極めて小さいのではないかと思う。時期的に防寒着を着るのは最後にしたいものだ。

【蛇足】今日は夢の島でサテライト観戦。サテライトでも「Moving football」が貫かれているようで安心した。試合のほうはほぼ東京ペース。浦和・小池と小山のマッチアップは見ごたえ十分だった。赤嶺がアクロバットなシュートで挙げた1点をきちんと守り、試合終了。東京が良かったというよりは、浦和に組織的な動きが全く見られなかったことが全てだったと思う(それがサテライトでは当たり前のことなのか、監督の指導による結果なのかは知る由もないが)。大竹が光り輝いていたので試合後思わず「新潟でも頼むぞ」と叫んでしまった。

2008年3月 6日

「地力」を発揮するために・・・ -2008年Jリーグ開幕前々夜-

2008年のJリーグもいよいよ明後日開幕ですね。明日に書こうかとも思ったんですが、仕事後は私用で池袋へ行き、ホットラインに間に合うよう三鷹某店へ赴いた後はそれなりに飲んでうやむやになる可能性もあるし、このタイトルを見て何故かドキッとしてしまったので、前倒しで本日書くことにします(枕なので敬体にします。本文は常体にて)。

昨年12月、ブラウン管の向こう側で展開された何の希望もないフットボールが観戦収めとなってから今日に至るまで、「激動」と言っても決して言い過ぎではない日々だった。土肥・福西・ルーカス・馬場・伊野波・鈴木と、東京の顔だったと言っても過言ではない選手達が次々と東京を去ってゆく中、熱き魂を持った指揮官・城福浩が新監督に就任し、「偉大なるNo.6」が東京の残留を決めた辺りから明るい話題が増えていった。羽生直剛、ブルーノ・クワドロス、佐原秀樹、エメルソン、そして開幕直前に加入したカボレと、称える戦力が徐々に揃ってきた。1年目にして開幕スタメンが噂される長友佑都や、プレシーズンマッチでその輝きの片鱗を存分に見せつけた大竹洋平と、未来の東京を担う選手の話題にも事欠かなかった。

その一方で、これらのポジティブな期待は東京が好きだからこそ持ちえる類の感情であることも理解していた。開幕直前の週刊サッカー誌を開けば一目瞭然だが、メディアのレベルにおいて今季の東京に対する評価は芳しいものではない。東京以外のサポーターから見た今季の東京評はせいぜい「チーム得点王だったストライカーが抜け、トップチームを率いた経験がない新人監督が率いるチーム」といった感じになるだろう。

「過剰な期待は失望へと変わる」という、イビチャ・オシムの言葉を信じるならば、まずは客観的な視点で東京を見ることから始めたい。差しあたって、開幕直後から優勝争いを演じる可能性はゼロではないしろ極めてゼロに近い。城福監督の掲げる理想のサッカーを現時点で各選手達が体現できるか、という問いには否と答えざるを得ない。オシムが率いていた頃の日本代表初期のような「言われたことを消化しようと一所懸命に頑張ることで精一杯」な状況に限りなく近いだろう。多くの人が感じているように、前半戦は目先の勝ち点を拾うのに非常に苦労するだろう。だが、チームとしての「地力」を常に発揮できる状態まで育つのには時間がかかるのだ。鹿島やガンバ、浦和といった強豪クラブには例外なく「強くなるために耐える時間帯」があった。今の東京は2006年の失敗を経て、再びその時間帯に足を踏み入れたのだ。同じ轍を踏むか、未来を信じて(決して妄信せずに)耐え抜くかは個人次第だ。

今年のレプリカユニフォームは開幕戦当日の午前に到着する予定で、私はそれを着て飛田給に赴くつもりだが、ここで私からお願いしたいことがある。レプリカを箪笥の肥やしにせず、着用してスタジアムに行って頂きたいのだ。公道でレプリカ着用が気恥ずかしいというのなら、スタジアムで着ても構わない。このようなことを書くと「レプリカ着用を義務付けないのが東京らしさ」といった反論が出るだろうが、「レプリカを着ない」というスタイルの発露は、J1に昇格して「アンチJリーグ式の応援」をアイデンティティーとしていたからだと伝え聞いている(この辺りの歴史は詳しい方に是非語っていただきたい)。それが正しいのならば、「時代遅れ」であると言わざるを得ない。語弊を恐れず言えば「思想としての価値を失い、形式だけが残った状態」だと言える。首都に本拠地を置き、浦和と新潟に大きく引き離されているとは言え、観客動員は31クラブ中3位のクラブが「アンチJリーグ的」をアイデンティティーとしたところで、誰の心に響くというのか。新しい歴史を刻もうと選手・監督・フロントが一丸となっているこの時期に、サポーターだけが「過去の遺物」を引きずっていては本末転倒だろう。

最後に恒例(?)となったあの言葉で締めたいと思う。不安で不安でしょうがないという方は是非ともアゴを突き出しながら音読していただきたい。今年も魂が震える場面が沢山見られることを祈りつつ・・・

戦う前から負けること考えるバカがいるか!

2008年3月 5日

永山薫『エロマンガ・スタティーズ 「快楽装置」としての漫画入門』

去年の更新具合を見ていて、サッカー以外のことについて書いた文章が少なかったことを反省し、今年の方針として「月1~2回のペースで読んだ本のレビューを書く」と自分の中で決めたのだが、見事に守られていない。引越が重なって読書自体が疎遠になっていたことも影響しているが、最近少しずつ読み始めるようになったので、初志貫徹するため最近読んだ本を取り上げて色々と思うところを書いていこうと思う。それにしても、オフ会で一部の方には面も割れ、そのレポートを書いて普段より多くの方がこのサイトをご覧になっているこの時期によくもまぁこんなタイトルの本を選ぶものだと我ながら呆れるばかりだが、面白かったのだから仕方がない。

タイトルで引かれた方もいるかと思うが、内容は至って真面目である。「まえがき」にて作者は次のようなことを書いている。
一般の漫画についてはその歴史やスタイル等が漫画研究者や評論家に語られることが多い一方、エロ漫画というジャンルは「エロティシズムを含む表現」であるが故に「三流の表現である/汚い/語るべきものではない/語るに値しない/触れたくない/評価したくない/許せない/ヒドイ/子供に見せられない/恥ずかしい/人間性を冒涜している」(p.5)という「エロの壁」(p.4)によって省みられなかったとし、本書を「不可視の王国(エロマンガというジャンル:管理人注)を眺め、越境し、探索するための手引書」であると規定する。
個人的にはこの大見得にやられてしまった。

構成は大きく分けて2部、歴史と表現についてである。
歴史については現代エロ漫画(美少女系エロ漫画)を中心におき、「BというスタイルはAから影響を受けた」といった単眼的な視点で語ることをせず、リチャード・ドーキンスのいうミーム(meme:文化遺伝子)という発想で説明している。一言で説明は難しいが、Aというジャンルが成立したのは様々な文化の影響を受けた結果であって、Aに影響を与えた文化も同じように様々な文化の影響を受けた結果成立したものだ、ということである(ちなみに筆者は「エロ漫画につながるミーム」の原初を「アルタミラの洞窟」であるとしている)。手塚治虫が、リアルな描写を追求した「劇画」のミームが、「お笑い」と「お色気」と当時の少年達にとってトラウマとなる漫画を描いた永井豪が、「月に80誌以上」創刊され「エロがあればなにをやってもいい」という書き手にとってフリーダム且つ弱肉強食の時代だった三流劇画ブームが、「花の24年組」によって異性にも読まれることが普通となった少女漫画が・・・といった具合に様々なジャンルが生まれ、廃ることはあっても消えることなく続いていく。そんな中、82年に創刊された『レモン・ピープル』によって、「ロリコン漫画ブーム」が始まり、三流劇画から漫画・マンガ調のロリコン漫画へのパラダイムシフトが起こる。編集者・大塚英司と漫画家・森山塔(もしくは塔山森。現在は山本直樹)という二人の「キー・パーソン」により、エロ漫画のエリアは大きく拡大していくのだが・・・(ちなみにここで書く「ロリコン」について、筆者は「ペドファイル」という意味ではなく「フラジャリティ(壊れやすいもの、繊細なもの、小さきもの、幼いもの、か弱きもの、不完全なるもの、断片的なもの、愛らしいもの、歪んだもの、病んだもの、儚きもの・・・)を愛好するマイナー文化」であるとしている。)
表現については、様々な「欲望のカタチ」について、「何が書かれているか」ではなく「どう読まれているか」という視点によって書かれたものだ。卑近な例を出せば、オタクコンテンツを愛好する者達に対して、「現実でモテない代替品としてそういったコンテンツに手を出すのだ」といった粗暴な言葉が投げつけられる。確かにそういった人間もいるにはいるだろうが、果たして彼(もしくは彼女)がオタクコンテンツに手を出すのはそれだけが理由なのか?前述の「フラジャリティ」を愛するが故という人間もいるのではないか?それと同じように、ただ性欲を満たすためだけにエロ漫画は読まれているのか?筆者の答えは否であり、「性欲のカタチ」は多様化していると主張している。

長々と説明してきたが、この本を楽しめるかどうかは人を選ぶ。タイトルからして「エロマンガ」であるから、日本の人口の約半分は手に取らないだろうと推測できるし、残りの半分にもエロ漫画に語る価値を見出していない方は多いだろう。エロ漫画に愛情を持った者でも、論評本を苦手としているのであれば最後まで読み進めるのは辛いと思う。それでも私がこの本を薦めたいのは、筆者である永山薫のエロマンガに対する情熱が垣間見えるからだ。

2006年11月初版とあるから旬を逸してはいるが、いい本はいつ読んでもいい本だと思うので、「不可視の王国」に興味を持った方は是非読んで頂きたい。

【追記】「で、お前はどんなの好きなの?」というご質問に対する回答は、どこぞのフットボールの社長風に「会ったらお話します、でもブログに書かないでね」としておきます。まあ誰も興味ないとは思いますがね。

2008年3月 2日

「青赤なオフ会」私的レポート

小田嶋隆氏のような箇条書き方式で書いてみます。

  • 明大前に着いたのは18時10分頃
  • うろ覚えのマップだけを頼りにLIVREに向かう
  • 開始が19時だったので当然店内は準備中っぽい雰囲気
  • お腹がすいたので、同じビルの1階にある広島風お好み焼きの店に入る
  • うまい
  • 店を出たのは18時35分頃
  • 階段を上がって中の様子を伺うと、まだ準備中っぽい雰囲気
  • 駅の方へ戻り、ドトールで魚住昭『特捜検察の闇』を読みながら一服
  • 19時5分前にLIVREに向かう。
  • 店内にサポの方が結構いたので入店
  • 真っ先に目に入ったのは、後藤勝さんのグラサン姿
  • 『トーキョー・ワッショイ』を持ってこなかった事を大いに悔やむ
  • オフ会に参加したのは生涯初めてだったので、どう振舞えばいいか戸惑う
  • とりえあず、今回の発起人でもあり、顔見知りのknさんの近くにいて、様子見
  • 何人かとお話させて頂く
  • knさんから、名札が足りなくなったので代わりになりそうなものを買って来るようお使いを頼まれる
  • お金を預かり、了解しました!と勢いよく店を飛び出したはいいが、何を買って来たらいいのか戸惑う
  • 事前に用意されていた名札と似たようなものが出来ればいいのだろうと推測
  • メモ用紙とビニール紐、鋏、セロテープを購入
  • 戻ってきたら、入口に社長がいたのでビビる
  • 自己紹介コーナーが始まっていたので、何かネタがないかビールを飲みながら必死で考える
  • とりえあず脱臼ネタしかなかろう、という結論に落ち着く
  • 披露
  • 評価は怖くて聞けません
  • その後は色んな方と東京について、サッカーについて、ブログについて、色々なことをお話する
  • 始発の次の電車で帰宅

発起人のknさん、inadaさん、LIVREの店長・ぞのさん、このような楽しい場を設けて頂きまして、ありがとうございました。

お話できた全てのサポーターの皆様、非常に楽しかったです。これからも色々と生意気な文章を書くと思いますが、その際は宜しくお願い致します。