2009年10月16日

カマタマーレ、ジャイアントキリング考、TBS vs 岡田武史 - よしなしごと その2 -

カマタマーレ戦の感想を書くもの今更なので、色んな話題についての短観を一気に放出する「よしなしごと」第2弾として、他の話題と共にお送りいたします。

【「黄紙2枚」が気になる - 第89回天皇杯サッカー2回戦 vsカマタマーレ -】
前半途中からの観戦となりましたが、3点目が決まった段階で「勝負あった」という雰囲気を受けました。天皇杯は負ければそれで終わりなのですから、後半無失点に対する不満は特にありません。「得点しろ」という過剰な期待をかけられ、ブーイングまでされ、私の後ろにいる親子連れから酷いダメ出しをされていた平山は不憫で仕方ありませんでした。率先してブーイングした輩に限って、平山が柏戦で大活躍したら「あの叱咤が効いたんだ」とかしたり顔で言うのでしょうね。うんざりであります。
個人的には佐原・米本に出された黄紙の方が気になりました。天皇杯は2枚累積で次戦出場停止、勝ち進めば勝ち進むほど相手は手ごわくなっていくので、際どいディフェンスは出来るだけ避ける戦い方、というものをチーム全体で共有できれば最高なんですが・・・その辺りは贅沢な悩みなのでしょうね。
次戦は平日の長崎で草津とのナイトゲーム。ナビスコ決勝・ホーム浦和戦という2連戦後の試合ですから、各選手のコンディションが非常に気になるところです。苦しい戦いになるでしょうが、「元日・国立 go to asia」に向け、是非とも勝利を掴んで欲しいものです。

【偉大なる日本サッカー協会会長は敗退した浦和に「盛り上げてくれて本当にありがとう!」と心から感謝の意を表すべき】
2回戦からJ1・J2クラブの登場となった今年の天皇杯。9日には湘南・セレッソ・水戸が、10日はJ1・J2合わせて7つのクラブが3部・4部・大学に敗れ、2回戦で姿を消しました。最大のアップセットは何と言っても松本山雅の浦和撃破でしょう。10月17日から行われる全国社会人サッカー選手権(全社)において何としてでもファイナリストとなり、全国地域リーグ決勝大会の出場権を手にしたい山雅関係者にとって、浦和戦のみならず天皇杯そのものが非常に位置付けの難しい大会であったことは間違いありません。それがああいう結果を生むのですからフットボールは面白いものです。
翌日のスポーツ誌は軒並み「浦和敗れる!」で大いに沸きました。、Jリーグ勢を2回戦から登場させることに関し、「ジャイアントキリングがたくさん出てほしい」とのお言葉を述べられた我らが偉大なる日本サッカー協会会長様は、このような状況を大いにお喜びのことでしょう。ご自身の希望が叶ったわけですから「レッズがやってくれた。オレのためじゃないの」というお言葉を「皮肉」と談じるサンスポは不敬極まりないです。心の奥底から喜んでいるに決まっているじゃないですか(棒読み)。

【「ジャイアントキリング」の捉え方】
これだけで天皇杯についての感想を終わらせるのもアレなので、比較的真面目なことも書いておきます。
山雅に敗れた浦和、報道を鵜呑みにするならば今後のリーグ戦2戦がフィンケの査定マッチになったとのこと。ヴェルディに至ってはホンダロックに敗れたことが決定打となり、リーグ戦残り2ヶ月もないこの時期に高木琢也が解任となりました。
下部リーグのクラブに敗れることに腹を立てる気持ちは分かるのですが、一戦必勝のカップ戦における敗戦が監督交代のきっかけとなる、という状況はあまりに短絡的な考え方ではないかと。「格下と見られていた相手が格上と見られていた相手に勝利する」という事例はサッカーに限らず全てのスポーツで起こり得ますし、「アップセット」それ自体がスポーツの醍醐味である、という物言いだってできるわけです。無論それは油断であったり、対戦相手へのリスペクトが足りなかったりといった要素があるからこそ起きる側面もわけですが、365日毎試合毎試合全力で試合をしろ、というのは見ている側の勝手な願望に過ぎないわけで。選手だってプロとはいえ人間ですから、常にベストな状態で試合に臨めるわけがないのです。
「大阪鋼巴球迷的博客」の民国98年氏が神戸のケースを例に挙げ、「ジャイキリというものを消化していく土壌というのが求められるのかな」という表現されておりました。こういうとカップ戦軽視とか言われて怒鳴り込まれるのかもしれませんが、カップ戦はやはりカップ戦、強いクラブが必ずしも勝てるとは限らないのです。一つのコンセプトの元で5年くらいの時間をかけてチームを作り結果を残してきたクラブが、6年目のシーズンで中々勝ち点を得られない中で、下部リーグを相手に迎えたカップ戦において足元をすくわれた、というのならまだ理解できるのですが・・・。まあ浦和が勝手に迷走するのはこちらとしては願ったり叶ったりなんですけどね。

【TBSのスポーツ中継には何も期待しません、できません】
天皇杯と同時進行で行われていた代表3連戦。ナオと徳永が青赤ではなく代表のユニフォームでピッチに立つのは、普段から見慣れた光景ではないので違和感もあり、嬉しくもありです。各試合の感想については90分間きちんと見ている試合が一つもないので書けませんので、それ以外のことで一言書いておきます。
サポティスタでも紹介されておりました「もう二度とでねぇ、この番組」 騒動ですが、このインタビューが原因となり、トーゴ戦終了直後の監督インタビューを拒否した、という記事が報道されました。岡田監督の采配や選手起用については疑問は持っていますが、共同での記者会見を拒否しているわけではありませんし、TBS側で用意したインタビューを拒否された程度の話であり、その非は来年にワールドカップ本戦を控えるこの時期にカズのことを聞くTBSにあるわけですから、とても擁護する気にはなれません(正当な質問に対して激高したのであれば監督に非があると思いますが、今回はそれに該当どころかかすってもいないわけで)。まあ亀田三兄弟やK-1ミドル級における魔裟斗の過保護ぶりを見るにつけ、この放送局にまともなスポーツ報道を期待するのはどだい無理な話だと常々思ってはいたのですが、試合直後のピッチに入って選手にインタビューを求める小倉隆史氏の姿を見て、その思いをますます強くしました。
小倉氏にはTBSとの縁を切って、来年はスカパー中継での解説者としてJリーグに関わって欲しいと思っています。まあ本人にその気がないなら別ですが、あなたのキャリアをリスペクトし、あなただけしか語れない言葉を聞きたがっているのは、あの番組の視聴者ではなく、スカパーでJリーグを見ている我々のような人間なのです。

最後に長友佑都選手の1日も早いご回復をお祈り申し上げ、今回の「よしなしごと」はお開きとさせていただきます。

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