2005年10月 6日

THE MIDWEST VIKINGS「VAMOS TOKYO!」

VAMOS TOKYO!

久々に「彼」の明るいがなり声を聞いた気がする。ゴール裏で歌われるようにならないかな…。

2005年1月17日

ハロルド作石の「本気」

折角時間を割いてblogを設置したので、元を取るべくスポーツ以外のことについても書いてみようと思う。

「NO MUSIC,NO LIFE.」 某外資系レコードショップが発案した有名なキャッチフレーズだ。私はこの言葉が大好きである。音楽を通じて、言葉には換言できないような体験も何回か経験したし、eastern youth、Hi-STANDARD、Kemuri、number girl、the blue hearts、thee michelle gun elephant等「こいつらに出会わなければ俺の人生どんな色が付いていたんだろう」と思えるアーティストもいる。そいつらに出会えたことを、私は幸せに思う。

ハロルド作石「BECK」、不毛の地であった「バンド漫画」というジャンルにおいて、ストーリーは言うに及ばず、「音」までも読み手に喚起させてしまうこの漫画の秀逸さは、改めて説明する必要もないだろう。音楽雑誌からも大絶賛されているようだ。私はこの作品を、ハロルド作石流「NO MUSIC,NO LIFE.」宣言だと思っている。BECKの五人の根底には「素晴らしい音楽にはこの世界を、人の意思を変えられる力がある」という信念がある。それはすなわち、作者であるハロルドの信念だ。千葉の「『ジェネレーション69』がいなかったら、俺は人生やれてなかった気がする・・・」という台詞や、音楽を商売と思っている人間の作り出す音楽に対して「しょ~もないポップミュージック」「『すべてオッケー』っていう現実逃避的な音楽では、人の意識を麻痺させて、生きる上での問題を考える力を奪うだけ」等、辛辣な台詞が出るのは、その表れだろう。私の友人は「BECKを読むと、無性にギターが弾きたくなる」と言っていた。私もドラムが叩きたくなってしまう。読み手にそう思わせてしまうのも、ハロルドがこの作品に、そして自身の愛する音楽に対して、並々ならぬ情熱を傾けているからだろう。

テレビにとって、視聴率が業界を左右する絶対的な基準なら、音楽業界にとってのそれは間違いなくオリコンチャートだろう。TOP40の上位曲をことごとく否定する向きがあるが、上位曲の全てを屑だと言うつもりは毛頭ない。ただ、オリコン1位になったことのある楽曲の全てが素晴らしいとも到底思えない。先日CDTVを見ていたら、1月期に最も売れた曲を10年前から紹介していくコーナーがあった。10年前の1月、最も売れた曲はTRFだった。10年前、確かにTRFは大人気だったが、彼らの楽曲から何のパワーも得ることができなかった当時の私は、「あんなもんどこが売れるのかさっぱり分からない、10年後には消えてるよ」と悪態をつく、いけ好かないガキだった。そのせいで散々ひねくね者扱いされたが、10年前のNo.1はシーンの歴史を変えることもなく、今や立派な「懐メロ曲」だ。当時の私に「お前の憤慨は、10年後正しかったと証明されるぞ」と言ってやりたい。

私は、偉大なアーティストの楽曲は、「懐メロ」と括られることはない、と思っている。もっと言えば、懐古の対象になりえない、とまで思っている。例え亡くなったとしても、彼らの魂は己の分身である楽曲の中で眠りにつき、後世の子供達や大人達がその音源に触れた時、彼らは聴き手の心の中で蘇るのだ。それは10年前から聞き続けている楽曲であっても変わらない。世の中には私の知らない音楽が沢山あり、その全てに触れることは不可能だ。だから出来うる限り私の心を震わせ、活力を与える楽曲にめぐり合いたいし、くだらないポップミュージックを聞く暇など全くない。私が漫画喫茶のバイト中、有線のチャンネルをジャズやファンク、ボサノバ、60年代~70年代のロックに合わせるのはそういう理由だ。